美柳流とは

創流当時の精神(こころ)を大切にしています

美柳流は1948年に創流されました。
初代宗家となる美柳みゆきは幼少期から日本舞踊に慣れ親しんでいましたが、第二次世界大戦の戦時下、日本舞踊を続けることが
できなくなっていました。戦争が終わり、戦後の混乱が徐々に落ち着き始めたころ、肩を傷めて通っていた療養先の神奈川県綱島温泉で
楽しそうに踊っている人々を見て、一度は消えかかっていた舞踊への想いが再燃しました。
一部の階層の娯楽のように思われていた日本舞踊を誰もが楽しめるものにしたい、もっとたくさんの人々に楽しんでもらいたいと
強く思うようになり、美柳流創流のきっかけとなりました。楽しくてわかりやすい日本舞踊は人気を博し、1964年東京オリンピックでは
前夜祭アトラクション「1000人の夕べ」で美柳流一門が田園コロシアムに勢揃いして「日光和楽おどり」「八木節」「三春盆唄」などを
披露し、満員の観客席、世界各国の選手団から盛大な拍手を受けました。その後、海外使節団を結成し香港、台湾、シンガポールなどの国々で
日本舞踊を披露しました。

二代目家元を継いだ美柳吉千若は、東芝EMI、テイチクエンタテインメント等3社のレコード会社の舞踊講師を兼任し、各地で講習会を行ったり
多くのアーティストの市販楽曲CDへの振付けを提供しました。また、海外でも積極的に公演を行い、ハワイ「さくら祭り」に招かれた後は
日系人が結成している団体に招かれるなどして日本舞踊、民踊の指導にあたり、美柳流ハワイ支部を設立しました。

現在は、三代目家元を美柳有白扇が後継し、数々のアーティストの市販楽曲CDに振付けを提供したり、コンサートのバックダンサーへの振付け
指導などを行いながら、日本舞踊をより身近に感じてもらえるよう日本舞踊教室みやを主宰、活動を続けています。

初代宗家家元 美柳みゆき

二代目家元 美柳吉千若

沿革

1948年 初代宗家家元 美柳みゆきが美柳流を創流する

1964年 初代宗家家元 美柳みゆきが東京オリンピック前夜祭「1000人の夕べ」を指導する

1980年 美柳扇若が美柳吉千若と改名し、二代目家元を襲名する また、流舞「美柳舞」がリリースされる

1988年 美柳流40周年記念温習会が行われる

1991年 初代宗家美柳みゆきを偲ぶ会が行われる

1997年 美柳有白扇が三代目家元を襲名する

1998年 美柳流50周年記念温習会が行われる

2008年 ハワイでの温習会に元TBSアナウンサー鈴木史朗氏を招待する

2010年 鈴木史朗氏による美柳流認定歌謡曲三部作の第一作目「京恋四季」が発売される

2019年 美柳流70周年記念温習会が行われる

2023年 日本舞踊教室みやを開校する

団体概要

■ 団体名
美柳舞踊研究所

■ 所在地
東京都大田区新蒲田二丁目十番十八

■ 代表者
美柳有白扇

■ 設立
1948年

■ 事業内容
美柳舞踊研究所のマネジメント(企画・制作・運営・プロデュース業務)
日本舞踊教室みやのマネジメント(企画・制作・運営・プロデュース業務)
日本舞踊教室の運営・管理
日本舞踊教師の養成
美柳流に係わるオリジナル商品の製作・販売

■ サイトURL
https://www.miyanagiryu.com

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